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写真左はそのとき友達が売ってたグッズ(8月25日 晴)

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友人作家らがコミティアに出ているので、ぶらりと会いに行った。会場に行くとサークルにはひっきりなしに人がきて、みなサインしたり接客にとたいへんに忙しい様子。店番をしながらちゃっかりと横から、その作家と読者の方々との暖かい交流を見守っていた。みんな楽しそうで、うらやましい。ひとりは先日連載を終え最終巻の単行本を出し、またひとりは来月に初単行本を控えていた。お祝いをしたいねという話を前からしていたのだが、この日都合よく4人集まったので、そのままお祝いをすることになった。コミティア会場を出たあと、うだるような暑さのなか、オフィス街にある静かなイタリアンレストランで乾杯する。コミティアでのこと、業界のこと、お互いの漫画のこと、延々と喋り続けてたいへんに楽しかった。 お祝いなので、会計は全部こちらで持った。まんが仲間にこういうことが出来る機会ができたのが嬉しかった。というのも、自分も今までさんざん奢られる立場だったからである。ある暑い夏の日、アシスタントを終えて駅まで車で送ってもらう途中、寄り道をして本格的なかき氷屋さんに連れていってくれた福島聡さん。仕事がなくてくさくさしていた時に、気晴らしにと飲みに誘ってくれて全額奢ってくれた室井大資さん。他にも諸々、受けた恩は数限りない。こういうのを、ご本人にお返しする機会というのはなかなか無いのだが、せめて自分も機会があれば、後輩や他の仲間に同じことをしていきたいと思っていた。だから、奢ることができて本当に嬉しかった。 そしてまあ、自分もいずれ落ちぶれたときは、また誰かから奢っていただきたい。本格的に養っていただきたい。そう切に思う所存である。