DOUJIN リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 同人活動では、おもに『ティッツィ・モルガネ』というキャラクターと、 『LongLongHairGirls』というシリーズで髪の長い長い女性たちのイラストを描いています。コミティアに毎回参加している他、BOOTHにて通販を行っていますが、 とらのあな・メロンブックスの各同人ショップに委託しているものもあります。また、PIXIV FANBOXにてレシピやメイキング、イラストなどの先行公開等も行っています。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ
またまたサイトお引越し 2021年にプロバイダの変更に伴いホームページを移転して、なかなか大掛かりな引越し作業を行なったのですが、引越し先のサイトがかなり大規模な無料サービスの削減を行い、ページの表示自体にも不具合が出るようになったため、2024年の年末も押し迫った12月に、ふたたび大掛かりな引越し作業を行う運びとなりました。つかれた。 アーカイブを見てもらえばわかる通り、昨今は日記の更新も年に1〜2回程度、もっぱらX(頑なにTwitterと呼んでいたが、仕様とトレンドなどが変わりすぎて、もやはTwitterではないので、あらためてXと呼ぶようになった)とかFANBOXでの更新ばかりなわけですが、さりとて仕事の窓口として置いておく必要もあるのと、あと地味に自作の仕事リストがたいへん便利なので、なんとか今後も存続させていければ…という感じです。 最近は電車での移動中に、以前買った文庫『完全版 マンガ水木しげる伝』を再読していました。水木漫画は全く通っていなく、高校生の頃に読んだ駕籠真太郎『喜劇駅前虐殺』に「フハッ」「ヘッホウ」という擬音が登場し、巻末の解説で初めて「フハッ」が水木漫画独特の表現だと知りました。だからその前に読んだ『菫画報』で「フハッ」というコマがあっても、それが水木しげるのパロディだとは全く気付かなかったのです。 『マンガ水木しげる伝』は分厚い文庫3冊に分かれており、おもに「幼少期」「戦争期」「貸本時代」「ヒット後」の4部に分けることができると思います。「幼少期」は風変わりな少年・しげるの子供時代の思い出。「戦争期」はそれこそ南方戦線での悲惨な現実。「貸本時代」は紙芝居→貸本→雑誌と、戦後のマンガ界を渡り歩いた貧乏時代のエピソードで、「ヒット後」は人気作家になった後の多忙な生活と南方・妖怪への憧れが描かれています。どれもそれぞれに味があり、読み応えがある=言い換えれば時間を潰せるため、移動中に読むのにもってこいでした。 そんな中でも一番好きなのは、やはり「貸本時代」のエピソードでしょうか。 戦後の貸本ブームの時代というのは『まんが道』でも少し触れられ、辰巳ヨシヒロ『劇画漂流』では大きく取り上げられていたため多少は知っていましたが、水木氏のそれはとにかく金がない描写に終始し、馬車馬のように働いているのに金がなく、それでいて不動産屋だの大蔵省だのの理不尽が襲... 続きを読む
公開処刑はお祭り騒ぎ(6月3日 晴) 19世紀序盤、ヴィクトリア朝になる少し前のイギリスの漫画を描きたいと思ってしばらく図書館に通って資料を探してみた。なんでヴィクトリア朝以前かというと、ひとえに残酷な刑罰のシーンがある漫画にしようと思ったからに他ならない。ヴィクトリア女王の治世の頃には罪人への刑罰は監獄内で行われるようになったが、それ以前は公衆の面前でたっぷり一時間ほどもかけて絞首刑を行っていて、ちょっとしたお祭り騒ぎになっていたという。処刑場の側の見晴しの良い部屋が高値で貸し出され、貧乏人は屋根に登り、立ち見の観衆はこぞって腐った野菜や糞尿を罪人に投げ付けたそうだ。そういう漫画はどうかなー、などと気楽に思い付いて資料を漁っていたのだが、調べてみれば調べるほど、資料の確保や考証が難しく、一朝一夕にはいかない題材だと思い知り挫折した。いつか再挑戦したいと思っているのだが、同じような理由で魔女狩りの漫画を描こうと思って挫折したり、中世都市漫画を描こうと思って挫折したり、少年十字軍漫画を描こうと思って挫折した事がある。いつかなんて言っているようではそんな日はいつまでも来ないって事は、自分が一番よく知っている。 続きを読む